【6】読者のご感想・評判
■思わず手にとって(名古屋市北区・23歳・男性・映像関係)
すごくキレイな写真ばかりで、見ていて感動しました。実際に、この写真集に掲載されている風景や人を見に行きたくなりました。
■希少な情景に惹かれます(名古屋市昭和区・41歳・男性・教員)
名古屋の「安気な」魅力が写真から滲み出るような、とても魅力的な写真集で、気に入りました。
■人の佇まいにぬくもりを感じました(神戸市西区・50歳代・女性)
住んでいる神戸市では、とくに阪神淡路大震災の後、昔からあった親密なコミュニティが消えて、人と人とのつながりが希薄になり、大好きだった神戸の穏やかな風土が崩れていくような気がしていました。そんなときに、この写真集を見て、なんて人の表情や佇まいにぬくもりがあるんだろう、と感動しました。かつての神戸には確実にあった、この穏やかな雰囲気。なんだか、名古屋に引っ越したくなりました。今は沖縄に嫁いだ友人は、愛知県出身なのですが、プレゼントでこの写真集を贈ったら、名古屋に帰りたくなったとしみじみと言っていました。
■こういう名古屋本を待望しておりました(名古屋市北区・30歳代・女性・研究職)
やっとアトモスフィアのある都市として、名古屋の都市空間を主張する傾向が生まれ始めたようで、本当にすばらしい試みだと思います。私自身、名古屋という都市を、今回、この写真集が切り取っているようなスタイルで再主張していくべきだと考えている者ですので、大いに励まされました。第2弾も期待しています。
■『中日新聞』2012年1月12日朝刊・「この人」欄で木村一成と本書の紹介が。
「しみじみ名古屋を撮影/街と人の写真集を出版」と題して、都市化が進む一方で下町の風情も残っていたことを、つぶさに発掘してきた木村一成のまなざしを紹介。人びとの屈託のない笑顔や優しいまなざしのなかに、東京や大阪とは違う「安気に暮らせる街」の姿を発見した功績を高く評価。「いま、2歳の娘の写真集も作らないとね」と照れ笑いする木村一成の横顔とともに掲載されました。
■誰かへの贈り物にしたい(愛知県春日井市・33歳・男性・写真専門学校在学中)
とても良いと感じました。なんで、何気ない町や人が、こんなにドラマチックに写っているのか…。どこにでもある店、どこにでもある道、普通の人々なのに…。1冊は保存用で取ってありますが、いつか誰かへの贈り物にしたいと思っています。
■人情味あふれる写真集(名古屋市昭和区・72歳・男性)
名古屋人の人情味あふれる風情が、どのページからも伝わり、木村さんのカメラの力のすばらしさを感じました。写真を趣味としている私にとって大変参考になりました。また、展示されることがあったら、知らせてください。今後も、名古屋の良さをアッピールする場所や気質を大々的に取り上げる出版をしてほしいです。
■『朝日新聞』2011年12月24日・文化欄「ナゴヤカルチャー」に書評が掲載
“「しみじみ」の正体探して”と題して、本書の魅力と狙いをわかりやすくご紹介いただけました。都市整備が進んで未来的風景が現出する一方で、人と出会えば、昔ながらに「まあ、ええがね」と穏やかに返ってくる、このアンバランスが心地よい・・・。こうした情緒が古層に残っている街から、それを取りだそうとした写真集であることが強調されています。
■続編も期待しています(名古屋市中川区・77歳・男性)
俳句で街を吟ずることは難しいと思っていますが、この写真集を見て、数々の示唆を得ました。また、著者・寄稿者・編集者のコメントや巻末の主張を含む文章には、それぞれ深く感銘すると共に、語彙もたいへん勉強になりました。写真を通じて「感じる」ことが、「考える」ことにつながっていくという貴重な体験を得ました。
■わたしと彼女との写真も撮ってもらいたいほどです(大阪府柏原市・40歳代・男性)
しっかりした装丁を見て、若干身構えしながらも、軽くページを繰るだけのつもりが、時間をかけて一気に読み進めてしまいました。
木村一成さんの作品、想像以上の物語を感じてしまいました。改めてプロの写真家の力強さを思い知りました。印刷用紙にも凝った編集者のこだわりが感じとれます。
わたしと彼女とのスナップを、どこかの街角で撮っていただいて、こうした写真集に残してもらいたいと思いました。写真を眺め、1枚1枚の写真に付けられたキャプションを読みながら、感動すら覚えました。
とっても良い本でした。ありがとうございました。
■素晴らしい写真集に感動(京都市下京区・50歳代・男性)
とっても哀愁漂う写真集ですね。私は、こうした傾向の写真、大好きです。雪化粧した名古屋の街の連作を見て、あぁ、1年以上かけて、季節ごとの街の表情の移り変わりも、じっくりと追っていったのだなぁと、撮影のご苦労を偲びました。
■直接注文で受け取った宅配便を開けてみると…(神奈川県川崎市高津区・40歳代・女性)
仕事からあわただしく帰り、食事の支度をする前に開封したところ、表紙を見て震えてしまいました。書かずにはおられず、ペンを執りました。
1枚1枚の写真に添えられた文章に心が柔らかく包まれ、幸せな気持ちになりました。一番好きなのは、順番に、「老夫婦」、「水入らず」、「中小田井の女の子」、「雪之城変化」からつづく「薄雪都市」へ至るまでの雪の情景の流れ、「矢田川孤影」、「名港西大橋」…
忠実に写真原版の色を印刷する難しさというのをホームページで拝見していただけに、なんと美しい仕上がり! さぞやご苦労されたことかと思いました。